〜“Fly Me to the Moon”で学ぶコードとメロディの融合〜
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🎵「コード+メロディ」でウクレレ1本に世界を詰め込もう
ウクレレで名曲を1本で奏でる「ソロウクレレ」。
今回はジャズスタンダードの定番「Fly Me to the Moon」を題材に、コードとメロディを一体化させるアレンジ方法を実践的に紹介していきます!
「弾き語り」ではなく、「メロディをコードに乗せて弾く」――
そんなスタイルに憧れる方の第一歩になるような内容を、丁寧に解説します。
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🎼 課題曲:Fly Me to the Moon(冒頭4小節)
まずは冒頭4小節のコード進行と譜例を確認してみましょう。

Screenshot
それぞれのコードに対応したメロディが譜面上で提示されており、それを活かした**「コードの中にメロディを含める」**アレンジがポイントです。
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🔍 実践アレンジのポイント(各小節の解説)
🎸 1小節目:Am(メロディ音:C)
• ボイシング例
4弦2F(A)、3弦開放(C)、2弦開放(E)、1弦3F(C)
• ポイント
メロディのC音をトップに置いたAmコードを作ることで、1音目から「メロディとコードの融合」が自然に実現。
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🎸 2小節目:Dm(メロディ音:G)
• ボイシング例
4弦2F(A)、3弦2F(D) 、2弦1F(F)、1弦開放弦(A)
• ポイント
通常はメロディが1拍目の裏から入るため、メロディの入れ方を変えたりリズムの取り方が重要。
1拍裏からメロディを入れる場合はG音をトップに持ってくるボイシングで、コード感と旋律の両立を図る。
• ボイシング例
4弦5F(C)、3弦2F(D) 、2弦3F(G)、1弦ミュート
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🎸 3小節目:G7(メロディ音:B)
• ボイシング例
4弦開放(G)、3弦2F(D)、2弦1F(F)、1弦2F(B)
• ポイント
BはG7の3度であり、メロディとコードトーンが一致。
コードとメロディの両立がしやすく、自然なアレンジに。
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🎸 4小節目:C(コードストラミング)
譜例はCコードの中でmaj7を入れたりして動きを出しているが、譜面によってはC→C7に変化させる方が印象的かもしれません。
• ポイント
メロディが前の小節内に収まりきるので、ここはストラミングでノリや雰囲気を演出するのも◎。
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🎯 アレンジのコツ:メロディを“最上部”に配置しよう!
ソロウクレレアレンジの基本は「コードの中にメロディを埋め込む」こと。
その際、メロディ音をコードの一番高い弦に配置すると、旋律として自然に聞こえる効果があります。
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🧪 おすすめ練習法
1. コードフォームを固定したままメロディ音だけ入れ替える
2. 1弦側にメロディを置き、他の弦で和音を補う
3. メロディ優先でコードを部分的に省略するのもOK!
ポイントは「メロディとコード、どちらを主役にするか」を考えること。
両立できないときはメロディ優先で大丈夫です!
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✅ まとめ:1本で音楽を完結させる楽しさを
ソロウクレレは、メロディ・ハーモニー・リズムをすべて1人で奏でることができるスタイル。
コードにメロディを乗せるという発想があれば、どんな楽曲も「自分の音楽」にできます。
「Fly Me to the Moon」はコード進行も分かりやすく、アレンジの練習に最適な教材です。
ぜひ、この記事の内容を参考にトライしてみてくださいね!
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