〜“当てずっぽう”から抜け出す、アドリブの最初の一歩〜

アドリブって本当に“自由に弾くだけ”?初心者がつまずくポイント

「ウクレレで即興演奏できたらカッコいいなぁ」「でも、何をどう弾けばいいのかわからない…」

そんな声、よく耳にします。でも実は、アドリブは“ひらめき”や“センス”だけではありません。音楽の“仕組み”を知ることで、誰でも始められるんです。

コードトーンとは?ウクレレの即興演奏の土台

コードトーンとは、コードを構成している「核となる音」のことです。

たとえば、Cmaj7には
• C(ルート)
• E(3度)
• G(5度)
• B(7度)

という4つの音が含まれています。

このコードが鳴っているときに、この4つの音でメロディを作れば、それだけで「ちゃんとハマって聴こえる」アドリブになります。

スケールとコードの関係性:自由さを加える方法

コードトーンだけだと少し動きが物足りないこともあります。そこでスケールの出番です!

Cmaj7で使えるスケールは、Cメジャースケール。
つまり、C・D・E・F・G・A・B という7つの音ですね。

この中でコードトーン(C, E, G, B)以外の音、
• D(9th)
• F(11th)
• A(13th)

はスケール音として使えます。

こうした「コードトーン+スケール音」を組み合わせることで、安定感と動きのバランスが取れた、自然な即興演奏が可能になります。

ウクレレでのアドリブ練習:狭さを活かした効果的な方法

「ウクレレは音域が狭いからアドリブには不向き?」

…いえいえ、逆です!

狭いからこそ、音の配置が頭に入りやすく、「狙って弾く」感覚を身につけやすいのがウクレレの大きな利点なんです。

たとえば、Cメジャースケールの音は1〜5フレット以内でほとんどカバーできます。その中にコードトーンも含まれているので、自然に音を“選んで”演奏する力が養われます。

おすすめの練習ステップ:
1. Cmaj7のコードを弾きながら、コードトーンをひとつずつ確認
2. そこからスケール音を徐々に加えていく
3. 最後は自由なリズムで組み合わせてみる

まずは1フレーズから。ゆっくりでもOKです!

アドリブが楽しくなる!選ぶ力と自由さのバランス

「アドリブ=好きな音を好きに弾く」ではありません。

音の役割を理解して“選ぶ力”を持つからこそ、自由に弾くことが楽しくなるんです。まずはコードトーンに慣れ、それを中心に広げていきましょう。

まとめ:この記事の3行ポイント

・コードトーンは“止まれる音”、スケールは“動ける音”
・ウクレレは狭いぶんアドリブの導入にぴったり
・まずはCmaj7で1フレーズから始めよう!

次回はこの理論を使って、ソロウクレレでのアレンジ方法を紹介します。お楽しみに!

🎸 K Sound Design ギター・ウクレレ教室のご紹介

K Sound Desighは、福岡県内にあるギター・ウクレレ教室です。

現役のプロの音楽家が理論と経験に基づいたレッスンを行っています。マンツーマンレッスンのため、自分のペースでぐんぐん上達できます。

これからギターやウクレレを始めてみたい方、ブランクがある方などはぜひお問い合わせください。

皆さんと一緒にレッスンができることを楽しみにしております。