お子さんが「ギターやウクレレをやってみたい」と言い始めたとき、嬉しく感じる一方で、「すぐに飽きてしまったらどうしよう」「集中できなかったら続かないのかな」と心配になることもあると思います。

こんにちは。K Sound Designの野田です。

子どものレッスンで私が大切にしているのは、最初から上手に弾くことだけを目標にしないことです。まずは楽器に触れて、音を出して、その子がどんなところに興味を持つのかを一緒に探す。そこから、少しずつ「楽しい」が「分かった」「できた」という学びにつながる時間を考えています。

子どもの指導については、私自身もまだ研究している途中です。だからこそ、一つのやり方をすべてのお子さんに当てはめるのではなく、その日の表情や反応を見ながら、無理のない進め方を考えるようにしています。

最初は、自由に音を出して楽しむところから

レッスンの始めから、決められた練習だけに取り組んでもらうとは限りません。まずは自由に弾いたり、楽器の音を確かめたりしながら、音を出すことそのものを楽しんでもらう時間をつくります。

どの弦に触れるのか、どんな音がすると手を止めて聴くのか、どんな弾き方を楽しそうに試すのか。同じ楽器を前にしても、興味を持つ場所は一人ひとり違います。正しい形に早く戻すことだけを考えるのではなく、まずその子が楽器とどんな出会い方をしているのかを見ることを大切にしています。

自由に触れる時間は、練習をしない時間という意味ではありません。音を聴く、手を動かす、弾いた結果を確かめるという経験が、その後の学びの入口になることもあります。

集中が続かないときは、興味の入口を探します

集中できない様子があるときも、それだけで「音楽に興味がない」「やる気がない」と決めつけないようにしています。少しお話をしてみると、別のところに興味の入口が見つかることがあるからです。

「どんな曲が好き?」「最近、歌った曲はある?」と聞いてみたり、いろいろな童謡を弾いて聴いてもらったりします。知っているメロディーに反応することもあれば、思いがけない曲に耳を傾けることもあります。

そのときすぐに練習へ戻れなくても、会話をしたり、音楽を聴いたりすることが無駄になるとは思っていません。興味が向くものを一緒に探しながら、「この音は好きかもしれない」「この曲なら弾いてみたいかもしれない」という小さな手がかりを見つけていきます。

もちろん、毎回同じように集中できるわけではありません。学校であったことや体調、気分によって、音楽との向き合い方が変わる日もあると思います。その日の様子を見ながら、できることや楽しめることを考えるのも、レッスンの大切な一部だと感じています。

難しいところでは、弾けている部分に戻ります

練習していて難しいポイントに出会うと、気持ちが少し落ちてしまうことがあります。大人でも、何度試してもうまくいかない時間が続くと、楽器を置きたくなることがありますよね。お子さんの場合は、その気持ちを言葉にする前に表情や動きに出ることもあると思います。

そんなときは、難しいところをそのまま繰り返すだけにせず、すでに弾けている部分へ戻ります。弾けるフレーズや知っている音に触れ直して、少し気持ちを整える。そこから、もう一度難しい部分に挑戦するのか、今日は別の取り組みにするのかを考えます。

「ここはもう弾けているね」と確認できることは、できていない部分を責めるためではありません。今できていることを一緒に見つけて、また弾いてみようと思える気持ちを取り戻すためです。

すぐに弾けるようになることだけを急がず、難しさを感じたときにも音楽から離れすぎないようにする。その日の小さな一歩を、無理なく見つけていきたいと思っています。

「楽しい」から、結果として学びにつながるように

子どものレッスンでは、楽しいことを大切にしています。ただ、楽しいだけで終わるのではなく、その時間が結果として学びにつながる内容でありたいとも考えています。

好きな曲や知っている童謡をきっかけにすれば、メロディーを聴くこと、音の高さやリズムを感じること、弾く・止める・続けるといった楽器の扱いに自然と触れられます。自由に音を出す時間にも、どんな音が出たのかを聴き、次にどう弾くかを考える場面があります。

難しい練習に取り組むときも、ただ正解を求めるのではなく、できている部分を確認しながら、次に試すことを一つに絞る。そうした積み重ねが、楽器を学ぶ時間になっていくように、レッスンの内容を考えています。

「楽しい」と「学ぶ」は、どちらか一方を選ぶものではないと思っています。楽しさがあるから音を聴いてみようと思える。少し分かることが増えるから、また触ってみたくなる。その循環を、その子に合った形でつくれたら嬉しいです。

お子さんの興味を、保護者の方と一緒に見つけたい

レッスンの時間だけでは分からない、お子さんの好きな音楽や普段の様子があります。ご家庭で口ずさんでいる曲、最近よく聴いている音楽、楽器について話していたことなどがあれば、教えていただけると嬉しいです。

それは、ご家庭で毎日練習していただくための確認ではありません。お子さんがどんなことに心を動かされるのかを知り、レッスンの入口を一緒に探すための会話です。

「家ではあまり練習しません」「その日は気分が乗らないかもしれません」といったことも、遠慮なくお話しください。できていないことを評価するのではなく、その情報も含めて、その日にできる内容を考えていきたいと思っています。

続けられるかを急いで決める前に、まず触れてみる

始める前から、長く続けられるかどうかを確かめるのは難しいものです。最初からはっきりした目標がなくても構いません。音を出してみて、好きな曲を聴いてみて、先生と少し話してみる。その中で、お子さんがどんな反応をするのかを見ていただければと思います。

お子さんの性格や集中の仕方を、こちらで決めつけることはできません。その日によって違う姿も含めて、一緒に様子を見ながら、楽しい時間を学びにつなげる方法を探していきます。

親子で一緒に楽器を楽しむ形に関心がある方は、親子で楽しむウクレレ・ギターについての記事もご覧ください。お子さんのレッスンを中心に考えたい方も、親子で音楽の時間を持ちたい方も、まずは今のご希望をお聞かせいただけたら嬉しいです。

お子さんの体験レッスン・ご相談について

博多・中洲川端・大橋・桜坂・春日市・大野城市エリアで、ギター・ウクレレのマンツーマンレッスンを行っています。

レッスンの時間や料金などの詳細は、レッスンのご案内でもご確認いただけます。

体験レッスンは1回60分・1,000円(税込)です。お子さんの年齢や楽器の経験、当日の進め方など、気になることがあれば事前にご相談ください。楽器の貸出をご希望の場合も、予約時にお知らせいただければ確認いたします。

「集中できるか心配です」「どの楽器が合うか分かりません」「まずは音を出してみたいです」など、一言からで大丈夫です。お子さんに合うかどうかを確かめる時間として、気軽にご相談ください。

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K Sound Design 野田賢亮