小さな楽器、ウクレレ。わずか4本の弦しか持たないこの楽器が、なぜ世界中の人々を魅了し続けているのでしょうか。
その答えのひとつが「名曲たちとの出会い」にあります。今回は、ウクレレが奏でてきた世界的な名曲と、その魅力をご紹介します。
世界中を包んだ名演奏「Over the Rainbow」
映画『50回目のファースト・キス』のラストを飾った「Over the Rainbow / What a Wonderful World」。
この曲を独自のスタイルで奏でたのは、ハワイ出身の伝説的ミュージシャン、イズ(Israel Kamakawiwoʻole)です。
彼の柔らかく温かい歌声と、シンプルなウクレレ伴奏は、聴く人の心を優しく包み込みました。今でもYouTubeやSNSで広く愛され、ウクレレを始めるきっかけとなった方も多い名演奏です。
ビートルズとウクレレの絆
あのジョージ・ハリスンがウクレレ愛好家だったのをご存じですか?
彼はギターの練習や作曲の合間にウクレレを弾き、心を落ち着けていたと言われています。
ジョージの死後、ポール・マッカートニーが追悼の場でウクレレを手に「Something」を演奏したシーンは、多くのファンの胸を打ちました。
こうしたエピソードからも、ウクレレが世界のポップスやロックの歴史に深く関わってきたことがわかります。
日本でも愛されたウクレレソング
日本でも昭和30年代のハワイブーム以降、ウクレレは身近な楽器として親しまれました。
特にハワイアンソングや歌謡曲にウクレレが取り入れられ、テレビ番組で芸能人が弾き語りする姿が話題になったことも。
詳しくは第3話「なぜ今、日本でウクレレが人気なのか?」でご紹介しています。
なぜウクレレの音色は人を惹きつけるのか
- 癒しの響き — 高すぎず低すぎない音域で、心地よく耳に届く。
- シンプルな伴奏 — コードが少なくても名曲を美しく奏でられる。
- 持ちやすさ — 小さく軽いため、気軽に練習や演奏が可能。
たとえ初心者でも、1曲を弾けるようになるだけで大きな達成感を味わえるのもウクレレの魅力です。
豆知識:映画とウクレレの深い関わり
実は映画の中でウクレレが使われることも多いのをご存じでしょうか?
詳しくは第7話「映画に流れるウクレレの音」でご紹介しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
次回予告
次回は、日本におけるウクレレブームの歴史を深掘りします。
第3話「なぜ今、日本でウクレレが人気なのか?」をお楽しみに!
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